消費税中間申告、仮決算について
消費税の中間申告ですが、前期実績と仮決算の選択ができます。
前期実績による場合、税務署より送付されてくるものに押印、納付するだけなので楽というか、特段の作業はありません。
対して仮決算による場合、中間申告対象期間を一課税期間とみなして申告書を作成するため、課税売上、課税仕入その他の集計があり、基本的には本決算と同様の作業が生じます。
そもそも、中間申告は確定申告に対する前納なので、前期実績を使おうと仮決算を使おうと、消費税の年税額は変わらないので、実務上は前期実績を使うことが殆どではないでしょうか?
仮決算を使うパターンとして
1.前期に比し、業績が著しく悪い
2.目の前の資金繰りが苦しい
3.決算までには資金繰りの目途が立ちそう
の3要件を満たす場合には、仮決算を使うのも有用かと思いますが、そもそものそもそもが「前納」ですので、仮決算をやろうともトータルの消費税額は変わりません。
ちなみに仮決算をどの程度のクオリティでやるべきかですが、法人税の場合は本来の決算にほぼほぼ合わせたクオリティが求められると思いますが、消費税については決算書等の添付は要件ではなく、消費税の申告書のみの提出ですので、
1.減価償却は関係なし
2.棚卸は関係なし
3.保険金、保険積立は関係なし
要は課税売上と課税仕入を”仮”で押さえればよいものと考えます、あくまでも「前納」なので。
ということは、特別の仮締め作業は必要とせず、毎月の試算表を作成している会社であればその試算表レベルの内容で十分仮決算による中間申告ができるのではないかと考えます。
間違えてたらすみません。
思ったより仮決算による中間申告でクライアントを助けれる可能性がありますので、頭の片隅にでも残して頂ければと。
以上
2013竹中工務店税務調査
竹中工務店 6億円の申告漏れ(2015年4月20日(月)掲載) - Yahoo!ニュース
内容を読んでみると建設工事用の鉄筋などを過大計上しているというので、棚卸過少が指摘されたようです。
2013年12月期までの4年間で所得ベース1億5千万円ですので、言い方は悪いのですが、連結ベースの売上高1兆円、利益235億円(2014年12月期)の企業を想定すれば正直そんなに「1億5千万円」という数字のインパクトも薄れるのではないでしょうか?
むしろ会計事務所職員として、たとえ規模の小さな仕事をしていようとも税理士業務を行うものとして、気を引き締めるべきこととの教訓とも取れる内容ではないでしょうか?
むしろ気になるのが申告漏れ総額が6億円であること。
6億円△1.5億円≒3.5億円です。
経理ミス等の否認事項が3.5億円もあるにも関わらず取り上げられるのは1.5億円の所得隠しなのです。
経理ミス、判断ミスその他のミスは誰しもありますが、この仕事を行うに当たり、正直さというものが大事なのではなかろうかと思う記事でした。
竹中工務店が1億9000万円所得隠し 大阪国税局指摘 :日本経済新聞
ちなみに竹中工務店は2011年期にも所得隠しの税務調査を受けております。
税務・会計は誠実にいきましょう。
以上
マラソンの練習法
私はマラソン超初心者で、フルをようやく完走(完歩?)できるレベルのものです。
どうしてもどうしても、マラソン練習に取れる時間は限られているため、練習法を変えてみようかと思いました。
今までは距離重視、今後は距離半分、スピード半分
どうしてもスピードを上げる練習を意識的にしなければレースでスピードが上がらないような気がします。
フルを走りきるスペックを考えるとどうしても距離重視の練習になりがちですが、それを考慮してもスピードを上げた方が良いような気がします。
走る魅力と言えば、苦しすぎて走ってる最中はあらゆる雑念を忘れれること。
自分なりにマラソンを楽しみたいと思います。
以上
「先生」の麻薬
税理士という資格を持つと「先生」と呼ばれることが多々あります。
税理士という資格を持っていなければ絶対に言われないような年配の方や地位名誉のある方も税理士という資格に対し敬意を評していただけるようです。
ただ、税理士という資格を持っているのは税理士試験の勉強を頑張っただけであり、それに対する評価は有難いのですが、決して天狗になってはいけないのです。
私ごとではありますが、年配の方々が私のことを「○○先生」と呼ぶ中、新入社員クラスの若手が私に対し「○○さん」という呼び方をした際に、心の奥のほんの隅っこに苛立ちを覚えたことがあります。
本来なんて呼ばれたって良いことですし、先生と呼ばれたくないと日々思っているつもりだったのに、苛立ちを覚えた自分に対し猛省すべきですね。
私の周りの税理士にも先生と呼ばれて喜んでいる人も沢山います。
もちろん本当に立派な先生もいますが、勘違い先生も沢山います。
先生と呼ばれる麻薬により、本来の実力以上の自分像ができてしまうのでしょう。
先生と呼ばれるのは、麻薬でございます。
以上
CFP受検申し込み開始
CFP試験受検のネット申し込みが開始しました。
インターネットの場合5/12が最終期日となります。
今回も毎度のことながら一夜漬け受検をしたいと思います。
今回は不動産運用設計を受けます、前回の金融資産運用設計は1,2点の余裕しかない、まさにギリギリ滑り込みセーフでしたので、今回もなんだかんだギリで滑り込めるのではないかという油断した気持ちが半端ないです。
まあ、とにかくCFP資格試験もなんだかんだラス1となったので、どんな形でもよいので、滑り込みたいと思います。
私はCFPに関しては完璧不良受検生です、全うまじめな受検生の皆様、申し訳ありません。
以上
確定申告の余韻
繁忙期モードは急には止められません。
4月に入りましたが、正直なところ、まだ確定申告の余韻が残っております。
正直なところ法人決算、月次訪問の仕事についてもなんだか本調子ではなりません。
仕事時間も急に定時になんて帰れません、徐々に9時、8時と遅くしていこうと思います。
オンとオフのスイッチが下手な私は不器用です。
確定申告の余韻なんて言ってる間に、税務調査の連絡もちらほら、とにかく頑張らなければ!
以上
所属税理士制度
4/1より補助税理士という名称から所属税理士となります。
補助税理士というと何となく税理士補助と間違われがちで、名称的にイマイチと思っていたのでその点は嬉しい限りですが、補助税理士から所属税理士に変更することによって少し内容も変わります。
一番大きな変更が「自分の名前、責任で税務代理を行えるようになること」です。
今までの補助税理士は税理士または税理士法人の監督下での税理士業務でしたので、いわば飼い犬的な立場でしたが、自分の名で税務代理ができるというのはかなり大きな変更です。
その他にも諸々変更点があるのかも知れません、今後所得税理士として勤務する立場ながらも、この程度の知識しかなく申し訳ないです。
以上